クレニオセイクラルセラピーは、アメリカでのオステオパシー療法の生みの親である、
Dr アンドリュー テイラースティルの直弟子であるDr. ウィリアム・ガーナー・サザーランドが提唱した手技療法です。
クレニオワークの手技の中で、仙骨と腰椎をつなぐ仙腰関節、後頭骨と重なる第一頸椎は、
非常に大切な部位といえます。
ここの動きが制限されてしまう場合、脳脊髄の流れにも大きく制限がかかってしまいます。
セッションの中で脊柱、頭蓋骨の中にある硬膜管の捻れを解きながら可動制限を解き、脳脊髄液の流れを
戻し、活性していきます。Dr.ストーンはすべての手技テクニックは脳脊髄液の流れの活性、蘇生に繋がらなくては
持続的な治癒にはつながらないと言及しています。
このクレニオワークの特徴ともいえる、内側から解放がゆるふわと拡がっていくような静かな美しい時間。
美しさの一つには中枢神経のリラックス効果、自律神経系のリセット効果 蘇生効果が著しく高いということが言え、
私自身もクレニオワークは神経系の修復に有効と感じています。
・眠れない方
・痛みのある方
・自律神経失調症
・耳鳴りや視覚障害のある方
・喘息や気管支炎 のある方
・五十(四十)肩
・ハードワーカー
・心の落ち着かない方
・顎関節症
・呼吸の浅い方
・術後の回復など
また神経系のリセットボタンと呼ばれる静止点を、スティルネスと呼びます。この状態は身体システムが深い休息に
入る現象を指しています。
ロングタイド以外のモーションが一時的に止まるか、または深くゆったりとした休息の調律運動が起こります。
この状態にあるとき自律神経のバランスが落ち着き始め、身体の緊張は和らぎ、
全身性の均衡を取り戻す力が作用します。さらに深い意識状態に入り、今まで押すことのできなかった、
リセットボタンのスイッチが押されることもまれではありません。
身体の中の緊張や捻れの解放が、背骨の中の硬膜管の中からほんとにまるで波のように発生する。
この波に触れている時、私たちプラクティショナーは何を感じているのでしょうか?
・頭蓋骨、縫合、硬膜管のムーブメント
・脳脊髄液の流れ
・硬膜管の捻れや渇いた様子
・結合組織(connective tissue)との関係性
・関係する各器官の状態
・神経系の働き.....etc
波とともに漂いながらも、視野は細かく多角的にヨットの帆のようにパンっと拡げながら、、、、、
お身体にそっと触れています。